約 575,877 件
https://w.atwiki.jp/chaos-online/pages/200.html
相手選択 キャラ付与 イベント キャラ カードNo カード名 種類 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 技名 作品名 カードテキスト AU-071 かわいい後輩「東儀 白」 Chara 光 5 1 3 - R 女 るららら~♪ FORTUNE ARTERIAL 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕『相手選択』(このスキルを持つキャラがアタックキャラに選ばれた場合、相手プレイヤーだけでなく、相手のキャラを目標にアタックすることができます。)[永続]このキャラが相手の前衛のフレンドにアタックした場合、相手は後衛のフレンドをガードキャラに選ぶことができない。 QB-047 ヴァンス家使用人「イルマ」 Chara 地闇 4 1 3 2 C 女 クイーンズブレイド 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕『相手選択』(このスキルを持つキャラがアタックキャラに選ばれた場合、相手プレイヤーだけでなく、相手のキャラを目標にアタックすることができます。) VIP-034 「真田 めだか」 Chara 風 2 3 1 2 R 女 V.I.P. 『相手選択』(このスキルを持つキャラがアタックキャラに選ばれた場合、相手プレイヤーだけでなく、相手のキャラを目標にアタックすることができます。) SK-074 蜂蜜姫「美羽」 Chara 闇 2 3 1 2 RR 女 真・恋姫†無双 『相手選択』(このスキルを持つキャラがアタックキャラに選ばれた場合、相手プレイヤーだけでなく、相手のキャラを目標にアタックすることができます。) 付与 カードNo カード名 種類 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 技名 作品名 カードテキスト SK-075 大将軍「七乃」 Chara 闇 6 - 5 1 C 女 真・恋姫†無双 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕Main〔自分の手札を2枚控え室に置く〕ターン終了時まで、自分の闇属性のキャラすべては『相手選択』を得る。 VIP-051 「近衛 すず 」 Chara 闇 6 - 5 1 U 女 強制執行 V.I.P. 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕Main〔自分の手札を2枚控え室に置く〕ターン終了時まで、自分の闇属性のキャラすべては『相手選択』を得る。 QB-011 自称エリート天使「ナナエル」 Chara 光 3 2 5 1 C 女 戦いなさいよー! クイーンズブレイド 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕Main〔↑から→にし、自分の手札を1枚控え室に置く〕ターン終了時まで、自分のキャラ1体は『相手選択』を得る。この能力は1ターンに1回だけ発動できる。 NP-055 若き財閥総帥「覇道 瑠璃」 Chara 光 1 2 3 3 C 女 ナアカルコード 斬魔大聖デモンべイン Main〔自分の手札を2枚控え室に置く〕ターン終了時まで、自分の闇属性のキャラすべては『相手選択』を得る。 VIP-047 「山内 珪華(けいか)」 Chara 闇 1 3 2 2 C 女 反射結界 V.I.P. Main〔↑から→にする〕ターン終了時まで、自分の闇属性のキャラ1体は『相手選択』を得る。 イベント カードNo カード名 種類 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 技名 作品名 カードテキスト SK-038 軍師の力 Event U 軍師の力 真・恋姫†無双 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Mainターン終了時まで、自分のキャラ1体は『相手選択』を得る。
https://w.atwiki.jp/medadictionary/pages/584.html
直前選択 直前選択 メダロット4 メダロット4 そうび特性。 この特性を持ったパーツを装備すると、射撃攻撃でも格闘攻撃のようにターゲットが表示されなくなり攻撃対象を特定しなくなる。 射撃攻撃の特徴である「メダルが狙っていたパーツが、行動前に破壊されていた場合、攻撃しない」こともなくなる。 またパーツ能力値に応じてパーツによる攻撃の成功・威力が増加する。 敵影感知の逆だと思えばいい。
https://w.atwiki.jp/serifuarchive/pages/11.html
ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊 > キャラ選択 last update:2008-07-23 キャラ選択の流れ 質問→はどう(タッチスクリーン)→主人公決定→パートナー選択 パートナー選択には、「主人公とタイプが違う」「ノーマル以外」のポケモンのうち7匹が表示されるようです。(ランダム?) ※前作と同じく、ノーマルタイプ(ニャース、ゴンベ)はパートナーにはできないのではないかと思われます。 キャラ選択開始 ようこそ! ここは ポケモンたちの せかいへ つうじる いりぐちだ! この とびらの むこうには キミのしらない さまざまな ぼうけんが まちうけていることだろう! でも ぼうけんに でるまえに キミに いくつか しつもんがあるんだ すなおな きもちで こたえてくれ じゅんびは いいかな? では……しつもん スタート! 質問 ランダムで8問が表示されます 全質問(50音順) はどう ずばり キミの『はどう』は……(?)だ! (?)部分に色の名前が入ります ふんわりしたピンク げんきなイエロー さわやかなグリーン ふかみのあるグリーン もえるようなレッド パワフルなオレンジ 主人公決定(質問&回答例つき) フシギダネ ヒトカゲ ゼニガメ チコリータ ヒノアラシ ワニノコ キモリ アチャモ ミズゴロウ ナエトル ヒコザル ポッチャマ ピカチュウ ニャース ゴンベ ご意見、ご指摘、情報提供などはこちらから 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dc_ac/pages/6.html
秘宝が割り当てられたエリアを選択し そこで異なる色の秘宝を持つ5人の対戦相手から バトルする相手を選択します。 エリア選択 最初は3つのエリアが選択できます この3エリアはどの順番でも選択可能 この3エリアでゲットできる秘宝は、ペンダント・魔導書・ヴジャト眼の3種 対戦相手選択 金以外の秘宝を持つ5人の対戦相手から選択 金の秘宝は、ボスが持っている ボスと対戦するには、そのエリアの秘宝を持つモンスター3体でデッキを組む色は重複していないこと
https://w.atwiki.jp/maptwi/pages/15.html
メンバー選択 この画面でできること。・地図上&リスト部分に表示するメンバーをフォロアーから選択することができます。・リストから選択ではフォロアーや自分が作成したまぷつい専用リストを使ってメンバーを選択することができます。・メンバーを直接編集ではフォロアーのチェックボタンが出てくるためチェックボタンをいじることでメンバーを選択することができます
https://w.atwiki.jp/qma5/pages/54.html
コース選択システム コース選択システム落ちている宝箱 おでかけ中のペット ルート分岐 コースの詳細 1回戦開始前、提示される「コース」を多数決によって決定する。 コースは最大4つから選択。QMA4のルート選択と異なり、決定ボタンを押さないと確定しない点に注意。(ダブルクリックでもOK)ただしフェアリー組ではコースが選択できない。(1つしか表示されず、選択画面も表示されない) ユニコーン組はアカデミーコース・フィールドコースの2つから選択。 ガーゴイル・ミノタウルス組はキャッスルコースを除く3つから選択。 フェニックス・ドラゴン組は4つ全てから選択できる。 コースにはコース名と共に、問題形式が3つ表示される。この時点で、どの問題形式が何回戦になるかは分からない。ただし、フェアリー組では問題形式シャッフルはない。QMA3時代にあったトーナメント開始前の予選内容発表が、限定的ながら復活。 問題形式が「???」となる場合があり(稼動当初は1つor2つだったが、4/22のアップデート以後は1つ)、この場合は該当戦が始まるまで問題形式が分からない。ただし、フェアリー組で四択、○×が確定形式で表示されている場合、どちらの形式で来るかは、出題されるまで分からない。 それ以外では、確定した問題形式以外で組ごとの出題範囲から抽選で決定される。一問多答などのグロ形式でないことを祈ろう。 「形式A/???/形式B」と「形式B/形式A/???」のように、並べ替えれば同じになるコースが複数出現することもある。 サブジャンル名形式(旧ランダム1~ランダム4)は、形式名を表示するとジャンルが分かってしまうため、全て「ランダム」として表示される。このためドラゴン組では「ランダム」が1コース内に複数個表示される場合がある。「ランダム」は旧1~5の数字がかぶった分野、例えば「理系」+「格闘技」(旧ランダム3で共通)で2回出題されることはない。例えばランダム×3のルートが選ばれた場合、旧1~5の内、抽選で3分野選ばれ出題される。 稼動当初はジャンルも表示されていたが、4/22のアップデートにより、ジャンルは表示されないようになった。(ジャンルが1~3回戦全て「???」になっている。) それに加えて形式が0~1個「???」になっている。 コース説明には「落ちている宝箱」「おでかけ中のペット」という項目がある。(後述) QMA4のルート選択では全員の投票が終わるまで集計結果が分からなかったが、QMA5では自プレイヤーの投票後、他プレイヤーの投票状況(コース毎の投票人数と、投票したプレイヤーのアバター)がリアルタイムで表示されるようになった。また自プレイヤーが投票前でも、他プレイヤーが投票する度に投票音が鳴る。 自プレイヤーが投票後(他プレイヤーの投票中)、アバター(自プレイヤー使用・他プレイヤー使用とも)をドラッグして画面上を移動させることができる。ドラッグ中に他のアバター上を通過すればそのアバターも引き連れて移動させられる。ただし、指を離した瞬間にそれぞれ元にいた場所にテレポートして戻ってしまう。 同数だった場合の判定方法が前作では「先にその票数を集めた方」だったのが、今回は違う場合があるようだ。(追加情報望む) ルート選択画面に入ってからルートを選択するまでにかかった時間の合計で判断しているかもしれません。 投票したプレイヤーの平均階級が高い方、つまり魔法石の総合計が多い方のルートが選択されるのでは。(検証求む) コースが決定すると、どの形式が何回戦になるか発表される。ジャンルについては各回戦が始まるまで分からない。 落ちている宝箱 「宝箱」はマップ内に点在しており、コース選択時に落ちている場所を確認できる。宝箱は複数箇所に落ちていることもあれば、全く落ちていないこともある。 宝箱のある位置での予選・決勝(集合地点が宝箱のすぐ側なので分かりやすい)で1位を取ると獲得できる。なのでルート分岐によっては、落ちていても獲得できない場合がある。 宝箱で貰えるアイテム→コレクトアイテムへ おでかけ中のペット 7/16前後のアップデートで実装された様です。 コース選択時の「おでかけ中のペット」に自分のペットが表示されている事がある。現れる為の詳しい条件は不明ペットにエサ(種類は何でも可)を与え、かつフィールドに宝箱がある場合、宝箱のあるコースにペット出現?ペットの居る宝箱に到達した場合、1位でなくても宝箱ゲット?(三回戦5位落ちで「ひと夏のおもいで」入手/三回戦6位落ちで「タマゴのカラ」入手/三回戦8位落ちで「怪鳥の羽」入手/二回戦でペットの居る宝箱が発生し6位通過、その後の三回戦6位落ちしたがアイテムはもらえず→ペットの居る宝箱が発生した予選で敗退しないともらえない?⇒先日プレイした所、三回戦4位通過で「ひと夏のおもいで」入手しましたよ) ペットのいるステージも含め、そこまでで区間賞を獲得すれば宝箱を獲得できる可能性あり。(キャッスルコースの王の間[決勝ステージ]に宝箱とペットがいて、直前の3回戦で区間賞を取ったところ、直後のマップ画面でペットが喜ぶしぐさを見せた。決勝自体は4位だったが、宝箱を獲得していた。) 宝箱と同様にマップにて居場所を確認できます。自分のマジックペットと同じ形・色のペットが待っている。 2回戦→3回戦で分岐が起こらなかった場合(ペットに合わなかった場合)、がっかりしたアクションを示し、さらに3回戦→決勝戦ではマップ上から消えてしまう(宝箱は残る)。 他にイベントが起こった方は情報求む。 ルート分岐 3回戦以降、ルートチェンジが発生することがある。アルカディア2008年7月号にて予選通過者の平均点が80点以上で分岐することが明らかにされた。 ただし、キャッスルコースの場合だけは、上の条件のほかに、「魔神の鍵」を持った人が4人以上2回戦を突破した場合、強制的に「結界の間」へ行かされるので注意。もちろん、両方重なった場合も強制的に「結界の間」へ行かされる。 「結界の間」を突破した4人が全員「魔神の鍵」を持っている場合のみ、ラスボスが現れる。 (この時、魔神の鍵を持った4人がCPU化していても発生する。) コースの詳細 以下は最初のコース選択時のマークの数からこういうコース割ではないかと思われます。 → :ルートチェンジが発生しないポイント →:ルートチェンジが発生しなかった場合 →:ルートチェンジが発生した場合 →:ラスボス(クイズ魔神戦) (1)(2)(3):宝箱が設置される場所(()内数字は優先順位) 【アカデミーコース】(全部の組)アカデミー構内を舞台としたコースです。日々の修練の成果を存分に発揮しましょう。 1回戦 2回戦 3回戦 決勝戦 校門 → エントランスホール → 庭園 → 試練の館 → 機関室(1) → 時計塔 【フィールドコース】(ユニコーン組以上)アカデミー周辺の地形を進むコースです。穏やかな風景が続きますが、気を緩めずに。 1回戦 2回戦 3回戦 決勝戦 校門 → 草原 → 街 → コロシアム → 森(1) → 湖 【ダンジョンコース】(ガーゴイル組以上)洞窟を探索するコースです。大自然が造り上げた迷宮には、果たして何が待ち受けるのか。 1回戦 2回戦 3回戦 決勝戦 校門 → 洞窟 → 遺跡 → モアイ → 雪原(3) → 水晶の洞窟(1) → → ドラゴンの巣(2) 【キャッスルコース】(フェニックス組以上)謎の古城に挑むコースです。荘厳なたたずまいの中に、何やら怪しげな魔力を感じます。 1回戦 2回戦 3回戦 決勝戦 アカデミー → 城門 → 回廊 → 王の間(3) → 魔神像の間(2) → 結界の間(1) → → ??? BGMは各コース別々の曲である(同じ校門でもアカデミーコース、フィールドコース、ダンジョンコースでそれぞれ異なる)が、回戦が同じならば分岐前と分岐後の曲は同じ(アカデミーコースならば庭園と機関室は同じ、試練の館と時計塔は同じ)である。 ただし、クイズ魔神戦だけは王の間、魔神像の間とは違い、専用のBGMとなる。
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/254.html
第57話 選択 アリーシャは放送の内容を思い出しながら考えていた。 ルーファスがまだ生きてること。 フレイが倒されたこと。 もうすでに殺し合いは初まっているということ。 安心した気持ちと不安な気持ちが同時に混ざり合って 複雑な気分で歩いていた。 「ここは・・・・?」 アリーシャはとりあえず南に歩いていくと焼き場に辿り着いた。 「ここで何をするのかな?」 アリーシャは正面の玄関から入り通路を歩いていた。 建物の中を見回していると急に嫌な気配に襲われた。 何か光の輪みたいなものが少しずつ広がってこちらに迫ってきたのだ。 「きゃあ!」 アリーシャは急いで伏せた。 「何!?」 アリーシャは通路の向こう側を見た。 「ほう、かわしたか。」 そういうと赤い髪の白く長いコートを纏った男が姿を現した。 「あなたは?」 アリーシャはガブリエルに尋ねる。 「これからデリートされるおまえに名乗る必要があるのか?」 ガブリエルはそういうと皮肉を込めて笑う。 (・・・・・この人は私を殺す気だ。) アリーシャは人を殺すのにはあまり向く性格ではなかった。しかし (私はルーファスに会いたい。だけど出来る限りは命は奪いたくはないんだけど・・・・・) アリーシャは自分のバックの中から肢閃刀を取り出した。 (剣の一種だとは思うんだけど、私が使っていた剣とはちょっと違う。私に扱えるかしら?) 「ほう、私に一人で向かう気か?面白い。小手調べだ!」 そういうとまたガブリエルを中心に光の輪が広がる。 アリーシャはまた下を潜り抜けた。 (なんなの?この力。魔術とは違うと思うけど・・・・・!) アリーシャの頬を刃がかすった。 「くっ・・・・!」 ガブリエルは斧を取り出してアリーシャの頭を狙って振り下ろしたがすんでのところで交わされた。 アリーシャも肢閃刀を負けじと振るった。 ガブリエルの右の太ももを少しかすった。 「ぐっ!」 ガブリエルはひらりと後ろにステップを踏んでかわした。 しかしガブリエルの斧に何かがあたった。 その瞬間、目の前にいた少女はさっきまで自分が握っていた斧に姿を変えた。 (なんだ!?・・・・!) ガブリエルは何がなんだかわからないまま視線を下に向けた。 さっきまで斧を握っていた手の所に少女がいた。 「もらった!」 「くっ!」 ガブリエルは体を捻ったが右の二の腕を肢閃刀が貫通した。 「ぐあああああ!」 ガブリエルは思いっきりアリーシャを蹴った。 アリーシャは腹部に蹴りが入り後ろに少し飛んだ。 「げほっ・・・げほっ。」 (大丈夫。大したダメージではないわ。) アリーシャは斧を拾い上げるとバッグにしまった。 「あなたの武器は預かりました。大人しく降参してください。」 ガブリエルはアリーシャに向かって手をかざし何かつぶやいた。 「・・・・馬鹿め。焼き場らしく消し炭にしてやろう!エクスプロード!」 アリーシャの周りの温度が急激にあがり、チリチリしてくるのがアリーシャにも感じた。 (何?・・・・まずい!) もの凄い爆発音が建物内に響いた。 「・・・・・珍しい力を持っているな。」 炎が消えるとそこには、ガブリエルの後ろの棚の上においてあった花瓶が焦げて転がっていた。 「おまえの力は物質に二回その光を当てると物質と自身が入れ替わる。違うか?」 ガブリエルはアリーシャの方を見ずに聞いた。 「ええ。そうです。」 アリーシャは頷いた。 「どちらにしても普通に人間にできる事ではないな。紋章術とも違うようだしな。」 ガブリエルはようやく後ろの棚の上にいるアリーシャの方角を向く。 (紋章術?って何かな・・・・?) 「エクスプロードは避けれたがこれはどうだ? 全ての悪しき者たちを、飲み込め!アースクエイク!」 ガブリエルが呪文を唱えるとみるみると巨人が地面から姿を現した。 「くっ!」 アリーシャはこれを見ると、さすがにまずいと感じ窓を破って外に飛び出した。 ◇◇◇ 「逃げたか・・・・・。」 (どうする?追うか?だがわざわざ自らの命を危険にさらす事も・・・・) ◇◇◇ (どうしよう。あの人はすごく危険だわ。できれば殺す事はしたくない。 でも野放しにすると必ず誰かを傷つける・・・・。ルーファス・・・・・。) 現在地:H-07/焼き場 時間:真昼 【ガブリエル(ランティス)】[MP残量:80%] 状態:右の二の腕を貫通する大きい傷。右腕は使えない。太ももに軽い切り傷。 装備:ゲームボーイ+ス○ースイ○ベーダー@現実世界 道具:荷物一式 行動方針:フィリアの居ない世界を跡形も無く消し去る 思考1:目の前の少女(アリーシャ)を殺すかどうか。 思考2:コンテニュー 思考3:参加者の人数が減るまで行動はしない 思考4:潜伏先に侵入者が現れた場合は排除する 備考:フィリアは存在しませんが、制限のため能力はガブリエル第一形態以下になっています アリーシャの光子の能力を知っている 【アリーシャ】[MP残量:96%] 初期支給品:肢閃刀@SO3、ボーガン@RS、矢×30本、暗視機能付き望遠鏡@現実 状態:左頬に軽い切り傷、お腹を蹴られた、若干肌が赤くなるくらいの火傷、いずれも戦闘に支障なし、 装備:肢閃刀@SO3、ボーガン@RS、矢×30本、暗視機能付き望遠鏡@現実、セントハルバード@SO3 道具:荷物一式 行動方針:ルーファスと一緒に脱出する。自衛でも、殺し合いはしたくない。 脱出の手立てはルーファスに会ってから考える。 思考1:目の前の赤い髪の男(ガブリエル)を放置して逃げるか戦うか。命はできれば奪いたくない。 思考2:ルーファスを探す 思考3:フレイを倒す 思考4:ブラムスに会って事の真相が聞きたい 【残り48人】 第56話← 戻る →第58話 前へ キャラ追跡表 次へ 第30話 アリーシャ 第64話 第37話 ガブリエル 第64話
https://w.atwiki.jp/sengokuma/pages/181.html
選択イベント ┌──────────────────────────────────────────────────┐│-System- ││選択イベント【大砲の製造】が発生しました。 ││前提:スキル【大砲】or大砲の実物の所有(堺商人・シックスから1門250貫で買えます)が必要です ││効果:【砲兵工廠】が完成。(効果:1セットにつき飢民1000人就職、維持費1250貫/年、大砲2門/季製造) │└──────────────────────────────────────────────────┘┌───────────────────────────┐│-System- ││選択イベント【飢民の漁民化】が選択できます。 ││効果:1000人あたり費用▼500貫で定住。MAX5000人まで │└───────────────────────────┘┌──────────────────────────────────┐│-System- ││選択イベント【皮革の大規模精製】が発生しました。選ぶことができます。││効果:特産【皮革】、工業+50、必要人手1000人 ││ ││選択イベント【軍馬の大規模生産】が発生しました。選ぶことができます。││効果:徴兵・武装アップ費用▼0.5貫、特産【馬】、工業+50、必要人手1000人││ ││選択イベント【後金の家畜の導入】が発生しました。 ││前提条件:後金との交易開始 ││効果:【羊・豚】を導入します。特産【羊毛】、工業+200、必要人手1000人│└──────────────────────────────────┘┌───────────────────────────────────────────┐│-System- ││選択イベント【魚肥の大量生産】が発生しました。選ぶことができます。 ││効果:特産【魚肥】、1国あたり必要人手1000人、沿岸国限定、民忠+5%、豊作発生率アップ ││ ││選択イベント【油粕の肥料化】が発生しました。選ぶことができます。 ││前提条件:【ヒマワリ油の大量生産】or【菜種油の大量生産】 ││効果:特産【油粕】、1国あたり必要人手1000人、民忠+5%、豊作発生率アップ ││ ││選択イベント【ヒマワリの大量生産】が発生しました。選ぶことができます。 ││効果:特産【ヒマワリ油】、工業+50、必要人手1000人、【ヒマワリ畑】獲得。 ││ ││選択イベント【菜種油の大量生産】が発生しました。選ぶことができます。 ││効果:特産【菜種油】、工業+50、必要人手1000人 │└───────────────────────────────────────────┘┌────────────────────────────────────┐│選択イベント【刀剣の大規模製造】が発生しました。選ぶことができます。 ││効果:徴兵・武装アップ費用▼0.5貫、飢民1000人就職、特産【刀剣】、工業+50 │└────────────────────────────────────┘┌────────────────────────────────────┐│選択イベント【甲冑の大規模製造】が発生しました。 ││前提:特産品【皮革】(牧畜系イベント)が必要です。 ││効果:徴兵・武装アップ費用▼0.5貫、飢民1000人就職、特産【甲冑】、工業+50 │└────────────────────────────────────┘-System-┌─────────────────────┐│・バズーカ開発に▼1000貫消費しました。 ││・攻城用大鉄砲を10丁入手しました。 ││ ││玖渚から追加予算要求があります▼2000貫│└─────────────────────┘
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3432.html
さて―――さてさてさてさて。 どうやら、いよいよこの第7期テラカオスバトルロワイアルにも終わりが見えてきたっぽいな。 主催者も最終決戦に備えて戦力を増強しているそうだし、ここ東京では参加者がド派手なドンパチを繰り広げてやがる。 現に、さっきから窓の外で真月譚もとい真ゲッターが暴れているのが見えているわけだが……ここから先はどうしたもんかね。 「俺は……◆nkOrxPVn9cは……マーラ様の人は……何をするべきだ?」 俺の手で6/氏を殺す。 そんな明確かつシンプルなスタンスを持っていた頃が懐かしい。 俺が12/やらDECOやらとあれこれしてる間に、俺が殺すと誓った6/氏は他の誰かに殺されてしまった。 それからというもの、俺はほとんど物語に絡めていない。 出番なんてアナザーED『終末』を除けば、八雲紫と一緒にちょろっと出たのが数回きりだ。 マイハーレムの要、りせちーとゆーちゃんも手に入れたのに出番が無いから何もできねえよ。 りせちーはずっと気絶したままだし、ゆーちゃんも前回のあとすぐに気を失って、二人とも軽く半日以上気絶してる。 ついでに言うと八雲紫もさっきから気絶してる。気絶してばっかじゃねえか俺以外。 「あーあ……折角6/氏打倒のために造ったレプリカ軍団もこのままじゃ大半は日の目を見れなそうだし、本当どうすっかな」 一応、俺がこれから取れるスタンスはいくつかある。 まず真っ先に思い浮かぶのが、マーダー路線。 十数人のレプリカを失った今でも、俺が有する戦力はそれなりのものだ。……だって本命の6/氏とは戦えてないから減る機会無いし。 レプリカと俺で思う存分暴れてやる、死ぬまで戦い続けるってのも悪くない……が、これには一つ問題がある。 俺の協力者、八雲紫は殺し合いを終わらせようとしている。つまり、このスタンスを選べば彼女の協力は得られなくなる。 別に俺だけなら同盟破棄もやぶさかじゃないんだが、今はりせちーとゆーちゃんが居るからなー。 俺が戦ってる間、二人を守ってくれる奴がいなくなるのはちょっとまずい。 よって、この路線は却下。 次、有り余る戦力を活かして対主催路線。 こっちなら八雲紫も協力してくれるだろうし、主催者相手ならそこそこ歯応えもあるだろう。 が、俺の気が乗らないので却下。 そもそも俺はカオスロワを終わらせないために戦ってたってのに、選んでたまるかそんなスタンス。 母書き手とかに怒られちまうよ。 んで、最後の一つ―――至高のハーレム完成路線。 ゆーちゃん、りせちー、春香の三人で構成されたマイジャスティス。 現時点でゆーちゃんとりせちーが居るから、春香さえ俺のものにすれば俺の理想のハーレムが実現する。 そして俺は、三人と一緒に末長く幸せに暮らすんだ……。とりあえず心情的にはこの路線が一番望ましい。 「……なんだが、これはこれで問題山積みなんだよなあ」 ハーレムが完成したところでロワの方はどうにもならない? ノンノン、そんなのは些細な問題だ。 ハーレムが完成したら、カオスロワ7期も『マーラ様の人ハーレムEND』で終わらせてしまえばいいんだから。 問題ってのは……南光太郎が完全復活しちまったこと。 呪いで日没と同時に死ぬはずだった奴は、今はもうピンピンしてぶっちぎりまくっている。 この路線では、春香と南光太郎とその他、実質てつを二人分を一度に相手取ることになる……何の罰ゲームだそれは。 「春香一人なら全兵力を注ぎ込めばどうにかできた計算なんだよ……何故復活したし。 畜生……あと一歩のところで俺の夢が……ハーレムが……」 そりゃ俺の6/氏レプリカだって別に弱いわけじゃないさ。 だけど、スペックの問題じゃないんだよ。考えてみろ、大量の量産型と仮面ライダーBLACK RXだぞ? どうやったって、量産型の勝つ場面が少しも見えないだろ? 数で攻めたところで、不思議なことが起こる気しかしないんだよ! 「くそ……(俺以外の)チート自重しろ。 で、対主催路線もマーダー路線もハーレム路線も駄目になったわけだが……どうすりゃいい?」 いよいよもって、八方塞がりだ。 もはや俺には、このままロワが終わるまで日和ってるしか道は無いのか? いや、それなら戦えるだけ対主催路線の方がまだマシか……マシだけど……何だかなあ。 「くそ、よく考えろ俺。他に選択肢は無いか? りせちーとゆーちゃんの安全は確保できて、俺とレプリカは思う存分暴れられて、春香も手に入る……そんな夢のような選択肢は無いか?」 ギャルゲーでいうところの、全てのルートでクリアした後だけ見れるトゥルーエンド。 そんな都合のいいものがあってたまるかと自分でも思う。それでも、俺は諦められない。 ゆーちゃんもりせちーも春香も闘争も、全て俺は愛している。どれか一つでも欠けてしまっては駄目なんだ。 「考えろ……大体、レプリカにしろこれで終わっちゃ利用させてもらったボカロやユーゼスにも申し訳が……ユーゼス? あれ、そういや確か……」 ◆ 「紫ー。紫ー」 返事が無い。ただのしかばね……では無く、単に気絶しているようだ。 「よし、まだ気絶中か。あのな紫、俺ちょっとやる事ができたから同盟破棄するわ、悪いな」 イデオンを異世界に追放した際の疲労で、いまだ気絶したままの紫にマーラ様の人は一方的に告げた。 片手には、デイパックから取り出されたノートパソコン。 マーラ様の人はノートパソコンを振り上げると、 「おらぁっ! 『ノートパソコンの角アタック』!」 「ふぎゃあっ!?」 その角を、八雲紫の頭部に思いきり叩き付けた。 紫の頭が割れ、血がどくどくと流れ出す……どう見ても即死です、本当にありがとうございました。良い子は真似しないでね。 ペルソナ使えよ、などの指摘はノーセンキューだ。ペルソナ使うと疲労溜まるし。 卑怯卑劣な手段で八雲紫を片付けたマーラ様の人は、ゆたかとりせを連れて隠れ家を出た。 相変わらず気絶したままの二人は、適当なレプリカに運ばせている。 「考えてみれば簡単な話だよなあ……主催者側に付けば、思う存分対主催と戦えるじゃねえか。 ゆーちゃんとりせちーの身の安全と、全て終わったら俺が春香を頂くことさえ約束させればいいんだし。 主催者にしてもそれで俺とレプリカどもが戦力に加わるなら損は無いし。 さて、ユーゼスが前に言ってた太陽への移動装置に行ってみるとするかね」 【三日目・19時20分/東京都某所】 【マーラ様の人@カオスロワ書き手】 【状態】尻から出血(治療済み) 、健康 【装備】拳銃(5/6)、メイド服、イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾30%、ロケットランチャー残弾4発) 【道具】ノートPC、支給品一式 【思考】 基本:春香もあつめて理想のハーレム創造 0:主催者側に付いて、思う存分戦う 1:邪魔をする奴は殺す(一部例外あり) 2:太陽への移動装置のある場所に向かう ※6/レプリカを作ったのは彼です ※ペルソナ:塔『マーラ』が召喚できますが、疲労の度合いはスタンドと大体同じです。 ※ユーゼスから聞いた移動装置の場所は、現在ミクトランがいる主催本部予備です。 【小早川ゆたか@らき☆すた】 【状態】気絶、精神崩壊 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 0:――――― 【久慈川りせ@ペルソナ4】 【状態】気絶 【装備】ペルソナ(カンゼオン) 【道具】支給品一式、PSP 【思考】 0:…………。 ※ペルソナ4主人公と恋人になってからの参戦です ※ペルソナ4主人公の名前が、「ああああ」によって消されています ※マーラ様の人を警戒しています 【八雲紫@東方Project 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3530.html
18◇取捨選択 行動の取捨選択。 ”一つの未来を選んだものは他の未来をすべて捨てなければならない”。 当たり前だが世界の真理だ。あたしたち人間は毎日、毎分、いや一秒ごとにこれをしている。 それはコップに水を汲んで飲むか、蛇口から直に飲むかのような些細な選択だったり。 あるいはどの高校に入るか、誰と結婚するかみたいに重大な選択だったりする。 些細な選択はけっこう無意識に行われて。 重大な選択はだれもが美意識を求めがちだ。 それが人間で――あたしはそんな人間が大嫌いだ。 すべての選択に責任を持つべき、潔く生きるべきで、ひとつひとつの選択に貴賤なんかないはずだし、 もっと言えば美意識を求めて決断を遅らせるなんてひどいと思う。さっさと決めるべきなのだ。 ……たぶんずっと前からこう思っていたあたしは、 こんなところに来る前から四字熟語だったのかもしれないと思う。 今一度、誰にだって分かる大前提を叫ぶ。”四字熟語は人間じゃない”。そうだろ? さて、戯言めいた始まりはあまり潔いとはいえない。さっさと次へ歩を進め。 あたしはしっかりと前を向いて、自分の中の誠実さを高めた。 ここは薬局の奥にあるベッドルームのような場所だ。扉には「処方相談室」と書いてある。 どんな薬を買えばいいのか相談する場所だったらしい。 二つもベッドがあるくらいだし、簡単な診察もしていたようだ。 もちろん今は相談室ったって相談できる医者がいるわけじゃないから、 治療は自分で考えてやるしかないわけだけど。 「とりあえず、これで化膿は防げるはずだ。定期的に包帯は変えなきゃだが」 あたしは今、治療をしていた。 自分を、じゃなくて、顔をぐっちゃぐっちゃにされてしまった紆余の奴を。 突然の襲撃者、破顔一笑を撃退した(実際にはしてないが相手が逃げていったのは事実だ)後、 この薬局に集まった参加者の中で正気を保っていられたのはあたしだけだった。 紆余は顔面をあいつのルール能力にやられて未だ唸っており。 救援に来てくれた男、切磋琢磨も傷を負ってかなりふらふらしていた。 かくいうあたしも鳩尾に一撃をくらって動けず、会話もままならない状態。 というわけで、しばらくは誰も何も出来ずにただ痛みに耐えるっていうシュールな光景が繰り広げられた。 三十分は間違いなく唸ってた。 今考えるとよく誰も来なかったと思う。 状況が動いたのは”店内放送”が始まってからだ。 気の抜けた音と共に始まったそれはあたしたちを痛みから我に返した。 とくに……”老師”とやらの名前が呼ばれてしまった切磋琢磨は、放送が終わるや否や号泣を始めたくらいだ。 「うおおおおおお! 老師! 老師ぃいいい」 「……落ち着けよ、泣いたって死んだやつは返ってこないぜ」 「ろーしーぃいいいいいい!!」 「だから落ち着けと」 なだめるあたしだが内心はそれどころではなかった。 あたしを守って死んだ猪突猛進の名前もやはり呼ばれたからだ。 改めて突き付けられた現実が忘れようとしたはずの罪悪感を呼び起こして、胸を痛ませる。 痛かった。 守られただけのあたしでこれだ、実質殺したに等しい紆余の心の痛みはこれ以上だろう。 そう思うとまた胸が痛んだ。 皮肉なことに、この精神的な痛みが、物理的な痛みを忘れさせてくれた。 「うおお……老師、いまかたきを討ちにぃいいい!」 「待て、切磋琢磨」 あたしは男泣きしている切磋琢磨に話しかけ、一旦奥の部屋で休むことを提案。 切磋琢磨は見た目ほど脳筋タイプではないようで、あたしが話しかけるといったん泣くのをやめ、 「そうだな。無理しても意味が無いな……」と言って承諾してくれた。 だから今、切磋琢磨と紆余は――この相談室のベッド二つを占拠して眠っている。 紆余の症状はおぞましい物だった。 破顔一笑のルール能力でミキサーされた顔のパーツは口以外どこにあるのか分からない状態で、 そんなに長く一緒にいたわけじゃないから元の顔を忘れてしまいそうなくらいだった。 ひどい言いぐさだと自分でも思うけど、事実だ。 ここに集められた十六人(と最初に死んだ奴)はあくまで他人。 本来なら、関わるはずもなかった奴で……たった一回、闘っただけの相手なのだ。 なんでそんな奴を守る必要があるのか? 紆余にも聞かれたことだが、もう一度自分自身に問いかけてみる。 あたしの中のあたしはこう返す。「あたしが一刀両断だから。自分の決めたルールに従ったから」。 ……本当にそれだけだとしたら、あたしはちょっとした狂人だ。 でもじゃあ、他に理由があったかっていうと、……まあいいや、確認するほどのことじゃねー。 紆余の顔に包帯をひとしきり巻く。二度目の作業で慣れも生まれているのかスムーズに進んでいる。 ”怪我の治療に慣れてしまっている”ことがまたあたしの不甲斐なさを倍増させるが、 今はそんなことを言っている場合ではない。 反省はする、後悔はしない。次は絶対に守ってやる、それでいい。 「問題はこっちだ」 紆余の治療はだいたい終わった。 あたしは片方のベッドから目を離してもう一つのベッドの方を向く。 シーツを被って神妙な顔で横たわっているのは、切磋琢磨という四字熟語を付けられた男。 そのルール能力は、《誰かと戦うたびに強くなる》。 「……」 外見はといえばどこにでもいそうなチンピラっぽい。赤に染めた髪、筋肉質な体。 上半身裸なのは気になるが、聞いたところじゃボクサーだという話だから試合の格好でもしてたんだろう。 顔はまあってる、けどなんかヘタレっぽいのがマイナス。ってそこじゃない。 問題はそこじゃあないんだ。 ”いま、あたしはこの男を殺せる”ということ――それが一番の問題だ。 早急に選択しなければならないことだ。 あたしが紆余のやつに言われたのは、「死ぬまで一緒にいろ、そしたら殺してやる」。 厳密には最後の二人になるまでなんてことは言われてないが、あたしとしては紆余に生き残って欲しい。 当たり前だ。あたしを殺した男が最後まで生き残らないなんてありえない。 だから全員殺す。 腹に一発くれやがった破顔一笑はもちろんだが、ここで寝ている切磋琢磨だって殺さなきゃいけない。 いつかはその時がやってくる。……いつかはいつだ? 前述の通りこいつのルール能力は一人と戦うごとにこいつを強くする。 さっき死を嘆いていた老師とはおそらく手を合わせただろう。一回。破顔一笑とも。二回。 そして破顔一笑を撃退するために、あたしもこいつと戦って(殴っただけだが)こいつを強くした。 三回。 すでに三回分も強くしてしまった。 「そして、これからもこいつは強くなる。あたし一人じゃどうにもできないほどに」 口に出して現状を再認識。 選択は、決まった。 あたしは無防備にすやすやと寝息を立てている切磋琢磨を横目に、「処方相談室」の中を見回す。 ベッドの他にもこの部屋にはそれなりのものが揃っている。 時計、カレンダー、身体測定の道具。なんというか学校の保健室っぽい。 (カレンダーは皮肉なのか13月(殺月)になってるが。) 保健室と違うのは、薬局へと続く扉の隣に、受付の窓があること。 その下に机や棚が集中していることだ。 雑務をこなすためだろう、机の上の物入れには鉛筆やボールペン、ハサミなどが乱雑に置いてある。 あたしはそちらへ歩くとハサミを手に取った。一刀両断はできないがこれも立派な刃物。 ――その銀色に輝く刃に映る自分の顔を見て、「うん」と頷く。 大丈夫だ、冷たい。 静かにあたしは切磋琢磨のベッドへ向かう。ハサミを突き立てるのは、首。 これが。 潔くはないけれど、これがあたしの選択。 「……悪いが、死んでもらうぜ」「駄目ですよ、一刀両断さん」 あたしはハサミを切磋琢磨の首に当てて。――はっとするようなその声は隣のベッドから。 「なっ」 「その人にはまだ価値があります。”いつか”は、今じゃない」 目が見えないはずの紆余だった。 なんだよ心臓に悪い話しかけ方してくんなよ、寝言かよ、と一瞬思ったが違った。 紆余曲折はこんなときだって、回りくどくて適切な考え方をしていて。 あたしの言葉から状況をすべて読み取っていたのか、的確にあたしの思考をなぞった言葉を放ってくる。 「今じゃない、って。何を根拠に」 「思い出してください。タクマさんは、老師って人の死に対して”かたきを打つ”と言ってました。 推測でしかないけど、老師ってひとはタクマさんより強いと思います。 そして、その老師を殺した人はもっと強い。僕や一刀両断さんに倒せるとは思えません」 「……言われてみりゃ、そうだな。てかあのときお前気絶してなかったのか」 「あ、はい。一応あのときは攻撃対象から外れるように痛がるフリも含んでたので。 と言っても、さすがに放送までは意識飛んでました。ひどいルール能力もあったもんです」 「おま」 「あ、でも、これで僕は守られるべき弱者になりました。これからはタクマさんにも守ってもらいましょう。 基本的にいい人みたいだし――僕たちを助けたのは実質彼です。きっと守ってくれますよ」 「はは、なんつーボジティブな。いやピースフルか?」 「度胸が無いだけだって言っていいですよ、一刀両断さん。それは僕も分かってるんで」 「……つーか一刀両断って長いよな。 あたしはお前を紆余って呼ぶからなんか適当に呼べよ」 「うわ、話が急に。一刀さんでも両断さんでも微妙だなあ。リョーコさんとか?」 「ああそれでいい」 「分かりました、リョーコさん」 会話はそこで終わった。 せっかくした決意を不意にふいにされて、あたしはハサミを机に戻しながらため息をついた。 リョーコさん、か。 猟奇的なリョーコさんみたいなネーミングだ。 や、安直だけど悪くはないぜ? 気に入ったよ。 「悪かった」 あたしはけじめをつけるために、紆余に向かって頭を下げた。 「あたし、お前がまだ覚悟を決めてないんじゃないかと思ってたよ。信じてなかった。すまねえ」 「謝らなくても。というか決めたのも治療してもらってる最中で」 「いいや、潔く謝る。紆余、お前が正しい。あたしは間違えるところだった」 「……人間、間違えることくらいありますよ」 僕らは結局、四字熟語なんかじゃなくて人間なんですから。 そう言って紆余は、「少し寝ていいですか」といって、ごろんと寝返りを打った。 もう紆余はあたしを使うことにためらいをなくしたようだ。生き残ると、決めたようだ。 なんつーか、なんだろな。 ちょっとだけあたし、嬉しくなっちまってるわ。 「う~ん……老師ぃ……四の型ってどうすりゃいいんですか結局~」 ふと後ろを向くと、あれだけ喋っていたのに切磋琢磨の野郎はぐーすか寝ていた。 猪突猛進ほどじゃないけれど、こいつも見ていてなんか和む奴だな、と思った。 少なくとも、友達にはなれそうだ。 「お前にも詫びなきゃな。殺そうとしてすまなかった。よろしく頼むぜ、切磋琢磨」 重大な選択も、些細な選択も。世界を回すことには変わりない。 とりあえず色々あったが、あたしは。 この男どもが起きるまで、椅子に座ってぼーっとしていようと思う。 例えその裏で、誰かが死んでいようと、だ。 【C-2/娯楽施設二階・薬局・処方相談室】 【紆余曲折/男子高校生】 【状態】顔面崩壊、背中に傷(共に処置済み) 【装備】なし 【持ち物】なし 【ルール能力】攻撃を4秒間迂回させることができる 【スタンス】生き残る 【一刀両断/ポニテの女】 【状態】軽傷 【装備】なし 【持ち物】なし 【ルール能力】持った刀はすべてを真っ二つにする 【スタンス】紆余曲折の盾 【切磋琢磨/見習いボクサー】 【状態】上半身裸、打撲などいろいろ 【装備】ボクシンググローブ 【持ち物】ピアス、釣り糸、上のシャツ 【ルール能力】誰かと戦うごとに強くなる 【スタンス】戦いたい(傍若無人を倒す) 一発殴る 前のお話 次のお話 酒二無二 前のお話 四字熟語 次のお話 手を繋ぐ 紆余曲折 仲間意識 手を繋ぐ 一刀両断 仲間意識 手を繋ぐ 切磋琢磨 仲間意識 用語解説 【一刀両断】 太刀で真っ二つに裂くように物事をスパッと解決することを表す四字熟語。 四字熟語ロワでは実際に太刀でなんでもスパッとしてしまう、潔さを求める女性。 最初は猪突猛進と組んで優勝を目指していたが、負けたのでスパッと紆余曲折の護衛になった。 彼女がここまで潔く物事を決めようとするのには、ある事情があるのだが……。 本編一覧へ 四字熟語ロワTOPへ 非リレーロワTOPへ